2019.2.25
2/22日に,はやぶさ2探査機が小惑星竜宮へのタッチダウンを見事成功させました.はやぶさ2ミッションにおいて,地球惑星物理学講座の渡邊誠一郎教授が科学面の統括を,諸田智克講師がカメラを担当されています.渡邊教授からのメッセージを以下に掲載いたします.
日本時間の2019年2月22日7時29分に「はやぶさ2」は 小惑星リュウグウに短時間タッチダウンし,その間に サンプル取得のための弾丸を発射することに成功しました.
わずか半径3 mの目標領域のほぼ中央に着地でき, スラスタなどの機器の損傷もない大成功でした.
ここで得られたサンプルを地球に持ち帰って分析する ことで炭素質小惑星の表面物質を明らかにし,かつて 地球にもたらされた小惑星物質(特に水や有機物)に ついて重要な情報を手にできると考えています.
はやぶさ2プロジェクトの科学はjAXA宇宙科学研究所 だけでなく,名古屋大学を初めとする国内外の大学や 研究機関の研究者によって支えられています.
最後になりますが,多くの皆さんに暖かく応援いただいた ことを深く感謝します.